乗馬服のための人間因子I : 乗馬姿勢のKinesiological Analysis

書誌事項

タイトル別名
  • ジョウバ フク ノ タメ ノ ニンゲン インシ 1 ジョウバ シセイ ノ Ki
  • Morphological Humanfactors for Equitation Costume 1 : A Kinesiological Study of Riding Postures
  • ジョウバフク ノ タメ ノ ニンゲン インシ : ジョウバ シセイノ Kinesiological Analysis

この論文をさがす

抄録

馬服が持つ,馬を馭す機能性と,優美な乗馬姿勢の検討の手始めとして,騎乗姿勢のフィルムリサーチングおよび聞き取り調査を行った。被験者は,日本人4名でその区分は,オリンピック選手,国体選手,初級者および初心者である。実験室内で,装鞍した馬型台座に騎乗し,各種の騎乗姿勢を再現し, 1コマ撮影,連続撮影,およびクロノサイクルグラフ撮影をした。さらに,被験者のうち競技経験・馬術教育経験共に豊富なオリンピック選手には,特に騎乗姿勢の‘正規‐過誤'の実演の撮影と,解説の聞き取り調査を行なった。 各被験者の姿勢および動作を比較検討した結果,静止した鞍馬上での再現姿勢においですら,熟練度の差異が認められる事,熟練者の騎乗姿勢の最重要点は“腰"が馬の動きに随伴していける構えを保持している点である事,そして騎馬姿勢の“美性"は,ヒトの身性の特質を誇示する方向の中に表出されてくる事,の三点が判明した。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ