刺しゅう技法(ステッチ)による立体感の効果 : カットワーク

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タイトル別名
  • A Study of Embossing Effects of Stitching in Embroidery : Cutwork
  • シシュウ ギホウ ステッチ ニ ヨル リッタイカン ノ コウカ

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抄録

前稿において,カットワークについて技法を取りあげ,従来使われている技法と,新しい技法の各々をサンプル製作をして比較検討した。言うまでもなく刺しゅうは,ステッチの組合わせと配列作用により物・大きさを図柄として表現する事が出来るのである。カットワークの技法は,極めて単純なボタンホール・ステッチ,オーバーカスト・ステッチのみで刺した物である。単純ゆえに精巧さも求められるのである。緻密で精巧な技法で刺し,布を切り取って透し模様を作るカットワークは,ニードルポイン ト・レースの母体でもある事柄から,前稿では取り上げる事のなかった基礎的な技法,バー(bar),ブリッド(bride) ,ピコット(picot),アイレット・ワーク(eyelet work=小さい穴)は,勿論刺しゅうの歴史,レース(Lace) の歴史,カットワークの技法と併用したニードルポイント・レースに至る経過を検討した。

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