「-方」表現の形成について

書誌事項

タイトル別名
  • カタ ヒョウゲン ノ ケイセイ ニツイテ

この論文をさがす

抄録

P(論文)

本稿では、「走り方」や「愛され方」のような動詞の連用形が接辞「-方」により名詞化された表現(「方」表現)を語彙意味論と統語論の観点から議論する。具体的には、「-方」表現には「-方」の補部動詞の種類によって「様態」と「程度」の2つの解釈が生じることを概観し、こうした解釈の違いを説明するために「-方」が付加する動詞の語彙概念構造(LCS)にはACT ONやCONTROL、CAUSEのような上位事象が含まれていなければならないと提案する。また、統語構造において「-方」はNPの主要部Nでありそれがv(*)Pを補部

論文

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ