後発旧制中学の類型化への試みに関する研究:明治後期以降開校の旧制中学を中心

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タイトル別名
  • コウハツ キュウセイ チュウガク ノ ルイケイカ エ ノ ココロミ ニ カンスル ケンキュウ : メイジ コウキ イコウ カイコウ ノ キュウセイ チュウガク オ チュウシン ニ
  • Attempts of Categorizing Old Educational System Secondary Schools : Focusing on Old System Secondary Schools Established from the Latter Meiji Period Onwards

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抄録

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旧制中学 後発校 類型化 学校文化

本研究は、第2次中学校令改正が公布された、明治30年代の中等教育の拡張期以降に開校した、後発の旧制中学を類型化し、それぞれのパターンから個別の学校を取り上げ、学校史を中心とした記述資料を用いて検討することで、後発旧制中学の学校文化の特徴を検討する際の基礎作業を行うことを目的とする。分析の結果、主に以下の二点が指摘できる。 第一に、「二中」型の学校は、進学率や1学年の生徒数、学級数、入試倍率において開校時期が重なる「明治後期に開校した中学」「大正前期に開校した中学」「大正後期に開校した中学」の学校よりも高い数値を示した。 第二に、「二中」型の学校は、具体的な学校の事例から、「一中」型の学校に対して対照的に語られることを確認した。

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