「みたいな感じ」について

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タイトル別名
  • 「 ミタイ ナ カンジ 」 ニ ツイテ

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抄録

本研究では、シナリオから用例を取り上げ、先行文脈に着目し、モダリティのかんてんから分析を行った。「みたいな感じ」の新たな機能を明らかにするため、「みたいな」と比較しながら、話し手が最も相手に伝えたいものを明らかにする目的である。「みたいな感じ」は、「みたいな」よりも、自然な会話の流れを作るため、話し手の自己主張を抑える意識が強く感じられることが明らかになった。また、「みたいな感じ」先行文脈が「不確か、はっきりしていない」となっている表現も、会話調+「みたいな感じ」という表現も、相手に臨場感を感じさせ、相手に分かりやすく伝え、相手に共感を求めるという意識を強く示すことが新たな機能であることを論じた。

収録刊行物

  • 日本文学論集

    日本文学論集 40 24-11, 2016-03-13

    東京 : 大東文化大学大学院日本文学専攻院生会

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