子どもの発達と社会的関係性に関する考察 : 内的可能性とその発現を重視する立場から

書誌事項

タイトル別名
  • コドモ ノ ハッタツ ト シャカイテキ カンケイセイ ニ カンスル コウサツ : ナイテキ カノウセイ ト ソノ ハツゲン オ ジュウシ スル タチバ カラ
  • A Consideration to the Character Development and Social Relationships of Children : focused on realizing their inner potentialities

この論文をさがす

抄録

子どもそして人間にとって「発達」とは隠れているものを発現させる-developことであり、人間が人間として成長し、生きる営みそのものである。そして、子ども自身が発達の内実と方向を選びとる権利を有している。そう考えれば、発達とは自ら獲得し実現していく普遍的性格を持ち、万人が等しく有する固有の権利である。易しく言い換えれば、「子どもが大人になる過程の中ですくすく育つこと」が発達であり「そのための力を蓄える営み」が発達保障である。しかし、発達とは何か、その内実を明らかにしなければ適切な発達保障はできない。本論においては、子どもの発達段階についてピアジェの「発生的認識論」などを参考にしながら、遊びと自治活動が子どもの社会的関係性を形成する基盤となることを論じた。

収録刊行物

  • 教育学研究紀要

    教育学研究紀要 7 57-70, 2016-06-30

    東京 : 大東文化大学大学院文学研究科教育学専攻

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ