続け字と崩し字に対応したヒューリスティックなストローク合わせ法によるオンライン手書き漢字認識

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  • On - line Handwritten Kanji Recognition by Heuristic Stroke Matching Approach
  • 文字認識

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説明

続け字 崩し字を含む手書き漢字をオンラインで認識するための新しい手法を述べる.楷書体の参照パターンからは 続け字 崩し字に対応できるようにするため 隣合うストロークを続けることにより これらの書体に対するストロークを生成し それぞれのストロークの特徴を手書き漢字の変化に対応できるようにするため 暖昧性を有するファジィ化データで表現し それぞれの参照パターンに対してこのファジィ化データから認識のためのプロダクションルールを作成する.入力パターンも同様にそのストロークの特徴をファジィ化データで表し プロダクションルールを起動してファジィ推論を行い最も高い確信度を与える参照パターンを認識結果とする.このとき適用するプロダクションルールを少なく抑えるために 入力ストロークと参照ストロークの対応関係をヒューリスティックに求め 各参照パターンに対して仮説を設定し認識を行う.実験結果によれば 正しく認識した割合は楷書体で 95.2% 行書体で 75.6%であった.また 5位までで正しく認識した割合はそれぞれ 99.5% 93.6% であった.また 認識時間は 32 ビットマイクロプロセッサ 80386 (20MHz) で 「雑」 の楷書体に対して2.2秒 行書体に対して35.3秒であった.

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