間欠障害を伴うコンピュータ・システムの最適点検方策
書誌事項
- タイトル別名
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- Optimum Inspection Policies for a Computer System with Intermittent Faults
- 信頼性
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説明
コンピュータ・システムは 多くの外部的および内部的要因によって諸種のシステム障害を発生し得るが これを およそ動作障害という面から大別すると 一時障害と固定障害に分類することができる.前者は 素子の一時的な誤動作に代表され 後者は 断線や回路素子の固定的な故障などがある.通常のコンピュータ・システムにおいて発生する主な一時障害は ECC による自動訂正や 再試行などにより 自動修復がはかられているが これらの障害は その程度に応じてくり返し発生する場合があり 結果として 固定障害へ発展させないための 有効かつ確実な点検方策が必要となる.ここでは このような観点から 一時障害と自動修復をくり返すコンピュータ・システムのモデルを設定し 一時障害を早期に発見するための各種の点検方策について考察する.すなわち 一時障害を発見するまでの期待総費用を最小とする点検方策や 一時障害の持続時間に注目して 1回の点検で一時障害を発見する確率を最大にする点検方策などを求め 数値例により種々の議論を行う.
収録刊行物
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- 情報処理学会論文誌
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情報処理学会論文誌 30 (1), 127-131, 1989-01-15
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812865880064
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- NII論文ID
- 110002724449
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- NII書誌ID
- AN00116647
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- ISSN
- 18827764
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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