マルチミニコンピュータシステムにおける共有I/Oバス制御方式とその評価

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  • Evaluation of Common I/O Bus Control in Multiminicomputer System

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近年 マルチミニコンピュータシステムが広く用いられてきているが このようなシステムにおいてCPU間で共有するI/Oの接続方式が重要な課題となっている.実用のシステムでは CPUに固有のI/Oを接続するCPUバスと CPU間で共有のI/Oを接続する共有I/Oバスとを分離し 両バス間をバスカプラで結合するバス構成をとる例が多い.本稿でもこのようなバス構成のシステムを扱うが 従来のシステムでは CPUバスと共有I/Oバスとを直結して共有I/Oのデータ転送を行うため バスカプラの素子の遅れによる転送時間の増大 他のI/O転送との相互干渉による転送時間の増大といった転送速度上の問題があった.本稿では 上述の問題点を解決する新なた共有I/Oバス制御にて論じる.この共有I/Oバス制御は パスカプラにバッファを設置し 転送データをバッファ間で受け渡しする形で転送するもので バッファリレー制御方式と呼ぶ.本文では バッファリレー制御方式のバッファ割当方法の検討を行い.その制御方式について述べる.次に 方式評価のために行ったシミュレーション結果について考察する.

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