人の気づきに迫る -認知科学,心理学からのアプローチ-:1.気づきを生み出す人の注意 -その基本図式-

書誌事項

タイトル別名
  • 気づきを生み出す人の注意 : その基本図式
  • キズキ オ ウミダス ヒト ノ チュウイ : ソノ キホン ズシキ
  • Approaching Human Insight and Oversight from the Viewpoints of Cognitive Science and Psychology:1. Basic Scheme of Visual Attention for Rising in Awareness

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抄録

一度に想起できることには限界があり,同時にいくつもの物事を考えることができない.そのため,注意を向けることで,複雑な情報にバイアスをかけ,限定したものを意識に上らせている.すなわち,バイアスをかけることで,気づきが生み出され,身の回りのものごとを認識し,適応的に行動することができる.一方,その他の情報に注意を向けず,見落としてしまい,結果的に気づかないということになる.ここでは,「人は何に注意を引きつけられるか」という観点から注意捕捉に関する5つの特性と,「人はどれくらい見落としてしまうのか」という観点から見落としに関する3つの代表的な現象を説明する.

収録刊行物

  • 情報処理

    情報処理 58 (4), 282-286, 2017-03-15

    東京 : 情報処理学会 ; 1960-

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