領域「人間関係」に関する保育内容についての意識調査 -保育者養成課程の短大生と保育者を対象として-

書誌事項

タイトル別名
  • The Investigation of Consciousness about Contents for Childcare\nConcerned with the Category “Human Relations” - Toward Junior College Seniors Majoring in Childcare and Child-Caretakers -
  • リョウイキ 「 ニンゲン カンケイ 」 ニ カンスル ホイク ナイヨウ ニ ツイテ ノ イシキ チョウサ : ホイクシャ ヨウセイ カテイ ノ タンダイセイ ト ホイクシャ オ タイショウ ト シテ

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説明

領域「人間関係」に関する保育内容についての意識調査を実施した。調査対象は保育を専攻する短期大学2年次学生102名、保育者45名であった。対象者に対するアンケート調査から得られた結果は、次のようなものであった。 (1)学生が知識を持つことで、その知識に関連した内容を取り組みやすいものとして捉える傾向があった。保育者養成課程において保育内容に関連する知識を学生に持たせることの重要性が改めて認識された。 (2)学生が「内容について知識が不足している」、「保育実践において取り上げるのが難しそうだ」とした「高齢者や地域の人々への親しみ」、「思いの伝達、気づき」、「共通目的下での工夫、協力」、「自分で考え行動する」という内容については、短大での授業でより重点的に取り上げることが必要である。 (3)領域「人間関係」の内容に関連して生じ得る子どもの問題について学生が複数の観点を持つこと、具体的にイメージを持つことを考慮した授業を構築すること、ニュースや書籍等の様々な手段を用い、能動的に広く社会状況を知ることを推奨していくことが必要である。

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