審査論文 若年女性のやせ志向と骨量の関係

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タイトル別名
  • The relationship between desire for Thinness and Bone Mass in Young Woman
  • シンサ ロンブン ジャクネン ジョセイ ノ ヤセ シコウ ト コツリョウ ノ カンケイ

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説明

本研究では、若年女性のやせ志向と骨量の関連を明らかにする事を目的とし、2006年及び2007年入学の女子大学生134名を対象に身体計測、骨量測定及び理想体重を調査した。調査の結果、実測BMI20.8 1±2.58kg/㎡に比べ、理想とするBMIは19.64±1.74 kg/㎡と有意に低く、やせ志向が伺えた。実測BMI群別に骨量を比較した結果、BMI18.5未満群(n=20)及び18.5以上21.0未満群(n=58)は21.0以上25.0未満群(n=46)に比べ骨量が有意に低値であった(p<0.05)。BMI18.5未満群及び18.5以上21.0未満群をやせ志向の有無により群分けし、骨量を検討したところ、18.5未満群のやせ志向者(n=6)は骨量が低値傾向を示した。  以上の事からBMI21.0未満では骨量が低く、やせ志向のある者は骨量低下を招きやすいことが示唆された。

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