作業療法学生の死生観と生きがい感、不安感、感情労働との関連について

書誌事項

タイトル別名
  • Study of factors in conjunction with a death attitude of occupational therapy student
  • サギョウ リョウホウ ガクセイ ノ シセイカン ト イキガイカン フアンカン カンジョウ ロウドウ トノ カンレン ニツイテ

この論文をさがす

抄録

死生観とは生と死についての個人の考え方であり、独自の死生観の形成は、患者の捉え方や接し方等の医療の質の向上につながる。一方、死生観は生きがい感や自殺関連行動と関連すると言われており、作業療法教育において学生の死生観を育む意義は大きいものであると推察される。そこで本研究では、作業療法学生を対象に死生観と関連要因について、生きがい感、不安感、感情調整能力として感情労働を調査した。その結果、死生観は、生きがい感、不安感、感情調整能力と相関関係が認められた。しかし、死生観は、死別経験や介護経験、長期臨床実習の経験の有無では有意差が認められないことから、死生観は死別や臨床実習といった経験からの影響を受けにくいことが考えられ、死生観教育の必要性が示唆された。

弘前医療福祉大学紀要, 6(1), 2015, p.27-32

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ