福島とトルコの子どもを結ぶ英語環境教育プロジェクト : CLILによってWTCを高める試み

書誌事項

タイトル別名
  • フクシマ ト トルコ ノ コドモ オ ムスブ エイゴ カンキョウ キョウイク プロジェクト : CLIL ニ ヨッテ WTC オ タカメル ココロミ
  • Environmental Education Project in English to Connect Children in Fukushima with Children in Turkey : An Attempt to Raise WTC Using CLIL

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説明

2011年の東日本大震災後に届いたトルコの子どもたちからの励ましの手紙をオーセンティックな教材としてスタートした千葉県の小学生とトルコの小学生の交流プロジェクトは,2014年1月より,福島県の小学生を対象とし,2名の共同研究者による実践へと発展を遂げ,2015年3月までに6回の訪問授業が行われた。前半3回の授業後に実施したWillingness to Communicate(WTC)に関する質問紙調査により児童たちの「第二言語によるコミュニケーション不安」という課題が明らかになったため,内容についてより深く学び,トルコの子どもたちに向けて,英語で地球市民としての大事なメッセージを発するプロジェクトであることを明確にしていくことで,このコミュニケーション不安を改善できるのではないかという仮説を立てた。そこで,後半の授業案をContent and Language Integrated Learning(CLIL)を用いて作成し,6年生の教科書で学んでいる内容を取り入れ,環境と平和に結びつけた内容について思考を深めるようデザインしたところ,最後の授業後に行った質問紙調査ではかなりポジティブな結果が出た。本稿は,その実践研究についてまとめたものである。

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