Two problems in public pension system: welfare aid and an aging society with fewer children

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Other Title
  • 公的年金制度において考えるべき2つの課題--生活保護制度及び少子化
  • コウテキ ネンキン セイド ニ オイテ カンガエル ベキ フタツ ノ カダイ セイカツ ホゴ セイド オヨビ ショウシカ

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Abstract

40017022493

本稿は老年期の生活保障のために存在する年金制度と全世代に対して最低生活を保障するために存在する生活保護制度について簡単な制度説明を行う。それを踏まえた上で、年金制度と生活保護制度が併存することにより年金保険料支払いをしないモラルハザードが存在し、そのようなモラルハザードをどのように解消することができるのかを考察する。結果として、年金の給付水準を高めることによってモラルハザードを回避することが可能であるが、児童手当を増加させて出生率を引き上げることで年金の給付水準を高めることが可能である。また、年金給付を公債発行によってある程度賄っているとしても出生率の引き上げで財政の持続可能性を満たすことができる。

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