福岡県立大学人間社会学部における統計処理演習の教育効果(2014年)

書誌事項

タイトル別名
  • The effects of computer exercise on statistics education in the Faculty of Integrated Human Studies and Social Sciences at Fukuoka Prefectural University(2014)
  • フクオカ ケンリツ ダイガク ニンゲン シャカイ ガクブ ニ オケル トウケイ ショリ エンシュウ ノ キョウイク コウカ(2014ネン)

この論文をさがす

説明

福岡県立大学人間社会学部3年次に開講されている「データ処理とデータ解析Ⅰ」の受講前後での統計学の知識、統計処理の操作スキル等の習得状況について質問紙調査を行った。 統計学の各用語については、「データ処理とデータ解析Ⅰ」の受講後に「量的データと質的データの違い」「偏差値」「平均値、中央値、最頻値の違い」「分散」などの記述統計や「帰無仮説」「有意水準」などの推測統計に関する用語については、74%以上の受講生が、説明が「できる」又は「少しできる」と回答した。一方、「t分布」「t検定」「カイ二乗分布」「カイ二乗検定」などの確率分布や仮説検定に関する用語については、説明が「できる」又は「少しできる」と回答した受講 生の割合が51%以下であった。  「Excelを使った統計処理」の項目別操作スキルについては、「データ処理とデータ解析Ⅰ」受講後に、「単純集計」「度数分布表の作成」などの記述統計や「母平均の95%信頼区間の算出」「相関係数の算出」「母平均の検定」に関する統計処理について、「できる」又は「少しできる」と回答した比率が75%以上であったが、「t検定(2標本による平均の検定)」「母比率の検定」「カイ二乗検定」などの推測統計や「偏相関係数の算出」「単回帰分析」「重回帰分析」といった変数間の関係性を分析する統計処理について、「できる」又は「少しできる」と回答した比率が70%以下であった。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ