新入生を対象とした禁煙指導の効果について~看護学生を対象とした4年間の追跡調査~
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抄録
看護学部入学生に対して、学年アドバイザー教員が中心となり1年次から4年次にわたり継続的に禁煙指導・啓蒙活動指導をおこなった。対象は2012年度入学生 77人、期間は2012年6月~2016年2月である。卒業前アンケート回収数は29であった。1.「喫煙者」は、卒業前0人であった。2.「禁煙教育は個人の喫煙防止に効果あり」に対して、肯定的回答23人(79.3%)であった。3.「大学構内は禁煙とすべき」に対して、肯定的回答23人(79.3%)であった。4.「医療従事者の禁煙」に対して、肯定的回答17人(58.6%)であった。加納式社会的ニコチン依存度質問表(KTSND)の平均値の年次推移では、1年次の指導前10.3(±5.6)であり、禁煙指導後7.6(±6.0)となり有意に低下した。しかし、2年次は11.8(±6.0)、3年次は11.9(±6.2)であったため、再度禁煙指導を実施した。4年次前期は13.3(±5.9)と上昇し、1年次指導後よりも有意に高くなっていた。再指導の後、卒業前には10.2(±4.8) と低下した。
収録刊行物
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- 大阪青山大学看護学ジャーナル
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大阪青山大学看護学ジャーナル 2 53-57, 2018-03-31
『大阪青山大学看護学ジャーナル』編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813227599488
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- NII論文ID
- 120006535486
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles