台湾における国際バカロレア導入の現状-海外大学への進学と教育方法に着目して-

書誌事項

タイトル別名
  • タイワン ニ オケル コクサイ バカロレア ドウニュウ ノ ゲンジョウ : カイガイ ダイガク エ ノ シンガク ト キョウイク ホウホウ ニ チャクモク シテ
  • The Situation of Introduction of International Baccalaureate in Taiwan: Focusing on Studying Abroad and Pedagogy

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説明

もっか日本では、文部科学省が国際バカロレアの導入に積極的に取り組んでおり、認定校も増加の兆しをみせている。このような動きは、世界の他地域でもみられるが、その背景や目的はさまざまである。本論文では、日本と教育環境の近似した台湾を取り上げ、そこで国際バカロレアがどの程度どのような教育機関によって導入されているのか、その背景や目的は何なのか、どのような家庭にいかなる理由で選択されているのかを明らかにする。台湾政府は、国際バカロレアの導入を促進してはいず、実験学校に例外的に認めているだけである。それでも、国際バカロレアを取り入れる政府認定の学校は複数ある。そこでは、国際バカロレアが国際的に認知される学歴であり、国境を越えた学習者の移動を容易にする点が利点とみなされている。また、新しい教育方法を取り入れた高度な質を保障する教育プログラムとしても注目されている。

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