The Discussion on the Self-efficacy in The Nursing Research of Japan:Focusing on the Literature Review Since 1998

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  • 日本の看護研究における自己効力感についての検討- 1998 年以降の文献レビューを中心に-
  • ニホン ノ カンゴ ケンキュウ ニ オケル ジコ コウリョクカン ニ ツイテ ノ ケントウ : 1998ネン イコウ ノ ブンケン レビュー オ チュウシン ニ

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看護研究に,20 年位前から「自己効力感」が取り入れられるようになった.本研究は,看護研究の文献検討から「自己効力感」の定義とその指標である構成要素を明らかにすることを目的とした.医学中央雑誌Web で1998 ~ 2017 年に公表された看護系論文で,キーワードに「看護学生」,「自己効力感」,「臨地実習」が含まれる104 件から原著論文23 件を抽出し記述的に研究をした.自己効力感は,「個人がある状況において必要な行動を効果的に遂行する可能性の認識である」,「ある結果を生み出すために必要な行動をどの程度うまく行うことができるかという個人の確信である」と定義づけた.選択した文献のうち,尺度開発が6 件,尺度を用いた量的研究が13 件,インタビュー等の質的研究が4 件に3分類された.研究の分類から,尺度を用いた量的研究が多く,研究者自身で尺度開発をしていた.尺度開発で,看護技術,ストレス耐性,他者との人間関係性を測る尺度で多くは客観性に乏しかったが,看護学独自の内容を模索していた.質的研究では,Bandura,A.22)が提唱する4 つの情報源を基に学生に教員が指導する上での重要な教授方法が具体的に示唆されていた.

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