核と細胞質のゲノム情報を活用した新しいバイオ技術の開発

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タイトル別名
  • Development of new biotechnologies by utilizing the information on nuclear and organelle genomes
  • カク ト サイボウシツ ノ ゲノム ジョウホウ オ カツヨウ シタ アタラシイ バイオ ギジュツ ノ カイハツ

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抄録

植物ゲノム科学研究センターでは、「核と細胞質のゲノム情報を活用した新しいバイオ技術の開発と細胞質ゲノムの構造解析」と題する5ヵ年計画のプロジェクトを実施している。このプロジェクトに含まれる実験課題は多岐にわたり、大きく、1)葉緑体の遺伝子組換え、2)ミトコンドリアゲノムの構造解析、3)その他、の3つに分けられる。また、それぞれのカテゴリーの中で、基盤的な研究、さらには萌芽的な研究がなされている。今年度は主として以下の課題が実地された。本稿では、このうち第7の課題について研究成果を報告する。また当研究センターが主催した国際シンポジウムおよびセンターのスタッフの業績について報告する。 1.有用遺伝子を葉緑体ゲノムに持つ組換えレタスならびにトマトの作出 2.パンコムギにおける葉緑体形質転換系の開発 3.斑入りを示す組換えタバコの葉緑体ゲノムの構造変異 4.イネ科およびアブラナ科植物のミトコンドリアゲノムの解読 5.タマネギのミトコンドリアゲノムの解読 6.ナスの稔性回復遺伝子の単離 7.ダイコンにおける雄性不稔遺伝子と稔性回復遺伝子の対応 8.ゲノム編集による新しい遺伝子改変技術の検討

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