書誌事項
- タイトル別名
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- 症例報告 ラメルテオンによりアルツハイマー型認知症患者の周辺症状が軽減できた2症例の検討
- ショウレイ ホウコク ラメルテオン ニ ヨリ アルツハイマーカタ ニンチショウ カンジャ ノ シュウヘン ショウジョウ ガ ケイゲン デキタ 2 ショウレイ ノ ケントウ
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説明
不眠症による生活リズムの乱れは、集中力の低下や記憶力・学習能力の低下など認知機能にかかわる能力に影響を及ぼす。そのため、アルツハイマー型認知症の患者では、認知機能のみならず、不眠症の改善も重要である。メラトニン受容体アゴニストであるラメルテオンは、メラトニン受容体の刺激により生理的な睡眠を促す薬剤として開発された。ラメルテオンは、ベンゾジアゼピン系をはじめとした既存の睡眠薬と異なり、鎮静作用や抗不安作用を有さず、ふらつきが少ないこと、依存性や薬剤耐性が認められないこと、心臓への影響や電解質への影響などが少ないことから、心疾患を有する認知症患者の不眠症に使用しやすい。一方、アルツハイマー型認知症治療薬には、心疾患や電解質異常を伴う患者において重篤な不整脈に移行しないように基本的注意事項が喚起されている薬剤がある。今回、アルツハイマー型認知症治療薬やベンゾジアゼピン系睡眠薬の投与が推奨されない患者に対し、ラメルテオンを投与することで不眠症や認知症周辺症状を軽減することができた2症例を経験したので報告する。(著者抄録)
収録刊行物
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- 昭和大学薬学雑誌
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昭和大学薬学雑誌 4 (1), 85-90, 2013-06
昭和大学薬学雑誌編集委員会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813391517312
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- NII論文ID
- 120006710985
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- NII書誌ID
- AA12464955
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- ISSN
- 18847854
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- NDL書誌ID
- 024821911
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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