聴覚障がい者が病院受診をした時の体験

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抄録

病院受診経験のある聴覚障害者2名に対し、「病院受診した時の体験」に関するインタビューを筆談や手話によって行った。2名の内訳は、いずれも右耳失調・左耳高度難聴の30代男性と20代女性である。インタビューで得られた情報を分析した結果、以下の示唆が得られた。1)聴覚障害者は目による情報が全てであるため、情報を伝えるときには口の動き"が大切である。2)外来では通訳者を中心とした診察が行われやすい。3)医療者の聴覚障害者に対する理解が不十分であるため、聴覚障害者は受診のさい精神的に相当な苦痛を感じている。

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