看護系大学生のもつ乳幼児に対するイメージの変化(第1報):小児看護学領域学習前後の比較による学習効果の検討

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タイトル別名
  • Changes in the perception of infants among university nursing students(1):Before and after pediatric nursing training
  • カンゴケイ ダイガクセイ ノ モツ ニュウヨウジ ニ タイスル イメージ ノ ヘンカ ダイ1ポウ ショウニ カンゴガク リョウイキ ガクシュウ ゼンゴ ノ ヒカク ニ ヨル ガクシュウ コウカ ノ ケントウ

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抄録

110008600870

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本研究の目的は、小児看護学領城の学習が看護系大学生のもつ乳幼児に対するイメージの形成に与える効果を明らかにし、より効果的な教育を展開するための基礎資料とすることである。調査は看護系大学生を対象に質問紙法にて実施した。質問項目は井上らが子ども観の測定に有効であるとした51組の形容詞対を参考に、独自に7段階の評価尺度を設け、その値を得点とした。得点が高い方を肯定的なイメージとしている。調査は小児看護学領域の学習の前後で実施し、Mann-WhitneyのU検定を用いて分析した。分析の結果、「強い-弱い」、「親切な-不親切な」など5項目で学習後の得点が有意に上昇した一方、「陽気な-陰気な]、「鋭い-鈍い」など5項目で得点が有意に下降していた。結果より、小児看護学領域の学習は、看護系大学生の乳幼児に対するイメージを具体化し、対象者の理解を深めるのに重要な効果を与えていることが示唆された。

収録刊行物

  • 紀要

    紀要 5 21-26, 2011-03-31

    名寄市立大学

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