医薬品産業の現状に関する一考察 : 産業循環の視点から

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タイトル別名
  • A study on the current state of the Japanese pharmaceutical industry : From the point of view of the industrial analysis
  • イヤクヒン サンギョウ ノ ゲンジョウ ニ カンスル イチ コウサツ : サンギョウ ジュンカン ノ シテン カラ

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抄録

経済のグローバル化の進展の中でデフレ経済・長期低成長の陥穽にある我が国は、知識集約型・高付加価値型産業の育成と強化が喫緊の課題とされ、特に科学技術によるイノベーションの実現に向けた政策に関する議論が高まっており、政府の『第4 期科学技術基本計画』にもこの課題に対する政府の積極的な姿勢が見て取れる。 現行の安倍政権は、長期戦略「イノベーション25」を上奏し、そのロードマップとして我が国の医薬品産業の創生と活性化を重要項目の一つとして挙げている。しかしながら同産業の研究開発・臨床治験体制の様々な矛盾と欧米間との格差の存在、人口の急速な高齢化に対応した医療費削減政策など、大きなボトルネックが存在し、何がしかの解決の道筋が明らかにされなければ、上記の目標達成は困難であると思われる。とりわけ医師や看護師等の医療担当者の労働環境・待遇の改善が早急に解決すべき問題として提起されなければならない。

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