画質主観評価法小史(その1)

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タイトル別名
  • A short history of the subjective assessment method of picture quality (1)
  • ガシツ シュカン ヒョウカホウ ショウシ ソノ 1

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抄録

CG、ハイビジョンなど高品質、高度な画像表現可能な新しい電子画像が広く実用化されている。これら新しい電子画像のさらなる有効活用、発展を図るためには、その効果や影響について人間による評価、主観評価、が不可欠である。電子画像の主観評価は、国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)においてテレビ画像を対象に以前から検討が進められ、勧告500が作成されている。勧告500に新しい技術やメディアがどのように影響してきているかを知るため、1974年初版と最新の2002年版(11版)の相違について調べた。初版は本文とANNEX合計約3ページ、約7,000字、図表3枚であるのに対し、11版は本文、ANNEX合計約48ページ、約93,000字、図表26枚と大幅な増量が見られた。増分は、初版にはないDSCQSなどの新しい世界統一推奨手法を含めたより広範囲で繊細な評価法、デジタル画像や動画の性質、評価結果の分析と提示法、データ交換型式などの記述にあてられている。

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