L.ロビンズの経済学における行動モデルの検討 : 合理的な経済人と稀少性定義の距離

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タイトル別名
  • A Consideration of the Behaviour Model from L. Robbins's Economics : The Distance between the Scarcity Definition and Homo-Economics
  • L.ロビンズ ノ ケイザイガク ニ オケル コウドウ モデル ノ ケントウ : ゴウリテキ ナ ケイザイジン ト キショウセイ テイギ ノ キョリ

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本稿は、L. ロビンズの経済学における行動モデルとミクロ経済学の前提である合理的な経済人の仮定との相違点を検討する。ミクロ経済学の方法論的基礎を構築したと理解されるロビンズは、合理的経済人や選択の無矛盾性などの仮定を補助的に用いている。これらの仮定は、「希少性定義」と呼ばれる彼の経済学の前提とは異なるものに位置付けられているため、彼の行動モデルは経済人モデルとは異なる特徴を備える。こうしたロビンズの行動モデルの特徴については、ロビンズに大きな影響を与えたL. v. ミーゼスとP. H. ウィックスティードの影響がある。本稿は先行研究に基づき、こうした多様な学派から影響を受けたロビンズの経済学の特徴を明らかにする。

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