庄内砂丘砂の締固めおよびCBR特性

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タイトル別名
  • ショウナイ サキュウ サ ノ シメカタメ オヨビ CBR トクセイ
  • Studies on the Properties of Compaction and CBR by Using Sand of Shonai Sand Dune
  • ショウナイ サキュウ スナ ノ シメガタメ オヨビ CBR トクセイ

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抄録

論文(Article)

【はじめに】山形県庄内地方には日本でも有数の規模を持つ砂丘が存在する.そしてこの砂丘砂は,土木材料としては貴重なものとして取り扱われている.近年,庄内地方における道路網の整備に伴い,庄内砂丘砂は路床土としての有用性は認められているものの,その締固め,CBR特性については必ずしも十分な検討がなされているとは言えない.砂(粒状土)の締固めに関する研究は活発であるが,これらの研究によると,締固めに伴う粒子破砕や微細粒子の挙動が締留め特性にどのようにかかわってくるか,あるいは微細粒子の物理性への影響が主に検討され,強度との関連では十分な整理がなされているとは言えない.一方,CBR試験は道路を設計する際に良く用いられる試験方法であるが,単に締閉め状態に対する貫入抵抗値としての理解, すなわち,いろいろな状態の締国め土の強度を比較するものとして主に用いられている. しかし砂のように粗粒子を多く持つ材料の場合には, 貫入抵抗値は特に粒度に影響されることが予想される.そこで筆者らは,砂の粒度の違いに着目し, その締固めおよびCBR特性を中心に検討し,若干の知見を得たのでここに報告する.

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