ミズナラ・クリ・ブナ樹皮の製紙特性

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タイトル別名
  • Papermaking Properties on Barks of Quercus crispula, Castanea crenata and Fagus crenata.

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説明

樹皮パルプの製紙特性を明らかにする目的で, ミズナラ・クリ・ブナ樹皮のパルプ化試験を行った。供試した3樹種のうち, ミズナラとクリの樹皮は厚壁のじん皮繊維を含み, 繊維原料としての期待ができる。薄壁の師要素及び柔細胞は解繊困難でシート表面に半透明の斑点を生じたが, これらは叩解によって消失し, 紙力の向上も認められた。一方, じん皮繊維を欠くブナはパルプ収率が低く, 比引裂き強さの弱いシートを与えた。

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