常温および低温におけるイネ種子へのγ線照射が発芽後の根の活力に及ぼす影響

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  • ジョウオン オヨビ テイオン ニ オケル イネ シュシ エ ノ ガンマセン シ

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航空写真と現地調査をもとに, 1992年から1994年にかけての鹿児島営林署管内吹上浜国有林とその周辺のクロマツの集団枯損状況について調査した.激しいマツの枯損は, 林分の周辺部で観察された.一つの林分では, 10-25%程度の枯損がみられてから3年以内に, クロマツ林の上層木のほとんどが枯死した.その後は, 幼樹が枯死していた.1990年ころ加世田市に発生した今回のマツ枯損は, 海岸線に沿って北上し, 1992年から1994年までに, 激害地は約9km移動した.枯死木の材片から, 高い割合でマツノザイセンチュウが検出され, 枯損の多くがマツ材線虫病によると考えられた.しかし, 1993年夏の豪雨による長期浸水が激しい集団枯死を引き起こした場所もみられた.このような場所での材線虫病の蔓延程度は, マツノザイセンチュウの周辺地域での分布状況に依存していた.1994年夏の高温, 乾燥の枯損への効果は明らかにできなかった.

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