展葉枝ざしによるニホンスモモ(Prunus salicina Lindl.)の台木繁殖
書誌事項
- タイトル別名
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- Propagation of the Japanese Plum Rootstocks (Prunus salicina Lindl.) by Leafing Stem Cutting
- テン ヨウエダザシ ニヨル ニホンスモモ Prunus salicina Lin
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抄録
ニホンスモモにおけるさし木繁殖の可能性について検討するため,展葉した前年生の枝(2年生枝)を採取し,展葉期の5月上,中旬にさし木実験を行った。1.さし穂基部をIBA(インドール酪酸)の0または1,000ppm溶液に浸漬し,用土を異にする4種類のさし床にさし木した。その結果,ピートモスと鹿沼土(3:2)の混合区のIBA 1,000ppm処理が最もすぐれ,いずれの品種も90%以上の高い活着率を示した。2.IBAの適正処理濃度を知るため,0~4,000ppmの処理区を設けたところ,0及び500ppmで100%の発根率を示し,それより濃度が高まるにつれてしだいに低下した。しかし発根数はIBA濃度の増加にともなって増大した。3.さし穂1本当りの芽数に関する調査では,展葉した芽を全部除去した区は全く活着しなかったが,それ以外の区では芽数に関係なく100%活着した。ただし発根数及び生長量は,芽数が多いほど増加した。4.さし穂の摘葉処理の影響は明らかで,無摘葉区が100%発根したのに対して半摘葉区では75%,さらに全摘葉区ではわずか11%であった。5.さし穂の採取部位については,枝の先端部の発根率は若干低かったが,中央部及び基部との間に大差は認められなかった。
収録刊行物
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- 信州大学農学部紀要
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信州大学農学部紀要 34 (1), 19-24, 1997-09
信州大学農学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813626036352
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- NII論文ID
- 110000237390
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- NII書誌ID
- AN00121352
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- ISSN
- 05830621
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- HANDLE
- 10091/883
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- NDL書誌ID
- 4324907
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles