Seasonal Variability of the Copepod Assemblage and Its Relationship with Oceanographic Structures at Yamato Tai,Central Japan Sea

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  • 日本海中央部大和堆水域におけるカイアシ類群集の季節変化およびそれらと海洋構造との関連

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大和堆水域の9定点におけるカイアシ類群集構造(個体数・種組成)の季節変化およびそれらと海洋環境,特に水塊構造との関連を明らかにするため,ノルパックネット鉛直曳(0~500m深,堆頂部では0~300m深)採集を1995年2月,4月,6月,8月および10月に実施した.カイアシ類の出現量は暖水・冷水性両種の季節変化により影響を受け,春季の高い出現量は種多様性の低い冷水性種によって,他方夏・秋季の低い出現量は多様性に富む暖水性種(主として亜熱帯性種)より各々構成されていた.各暖水・冷水性優占種の時空間的分布は質的に異なる二つの水塊の季節的消長,湧昇および種による生態的特性と密接な関連をもち,日本海のフロント域における生物生産過程を解明していく上で重要な要素となることが指摘された.

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