音響資源調査で得られた北海道西岸日本海のスケトウダラ産卵群の分布特性と現存量

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  • オンキョウ シゲン チョウサ デ エラレタ ホッカイドウ セイガン ニホンカイ ノ スケトウダラ サンラングン ノ ブンプ トクセイ ト ゲンソンリョウ

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1996~1998年の各年10月に北海道西岸日本海で,計量魚群探知機によりスケトウダラの空間分布を調べ,その現存量を推定した。スケトウダラは各年とも南側海域の大陸棚斜面域に多かった。分布深度は,沿岸域で,昼間380~440m,夜間340~460m,沖合域で,昼間420~580m,夜間340~500mであった。分布様式は昼夜で異なり,夜間には水平的,鉛直的に分散する傾向が見られ,特に上方への移動が顕著であった。これらから音響調査には夜間が適していると考えられた。昼夜込みのデータを用いて推定した現存量は,1996年が23万トン,1998年が45万トンであった。しかし,昼夜毎の推定値の比較から,これらは20%程度過小評価していると考えられた。また,空間サンプリング誤差は10%程度であったので,現存量の推定誤差の合計は約28%と推定された。

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