イチゴ‘さちのか’の小型成型苗育苗方法

書誌事項

タイトル別名
  • イチゴ サチノカ ノ コガタ セイケイ ナエ イクビョウ ホウホウ

この論文をさがす

抄録

‘さちのか’の空中採苗による小型成型苗の挿し芽時期,培養土,施肥管理について,香川型イチゴ高設・バッグ式養液栽培(Strawberry substrate culture system of Kagawa)で検討した。 1)‘さちのか’の苗の採取数,挿し苗の活着状態は,‘女峰’と同程度で,苗数の確保に関しては問題なかった。 2)‘さちのか’の小型成型苗において,早期から収量を高めるためには‘女峰’以上に挿し芽後の育苗日数を確保する必要がある。そのため,普通促成,夜冷促成栽培の両作型ともに育苗期間は70日前後が適していると考えられた。3)小型成型苗の培養土は,小型ポット用イチゴ専用培土とピートモスとロックウールの等量混合培養土の2種類で比較した結果,育苗期の生育,収量ともに小型ポット用イチゴ専用培土が良好であった。 4)普通促成栽培では,挿し芽時の苗の大小に関わらず,育苗日数確保による苗の充実と8月20日からの窒素中断を目安とした肥培管理によって,花芽分化の安定と早期からの収量向上が図られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ