促成ピーマンのかん水施肥による減肥栽培

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  • ソクセイ ピーマン ノ カンスイ セヒ ニ ヨル ゲンヒサイバイ

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抄録

近年注目されているかん水施肥栽培は、液肥をかん水を兼ねて同時施用する栽培法で、施肥作業及びかん水作業の省力化が図られる。ピーマンでは、基肥相当の施肥を行わないかん水施肥栽培の初期生育は慣行の栽培と変わらず、かん水施肥で3~5割減肥を行った区の果実収量も対照区と同等であった。また、5割減肥したかん水施肥区の生育期間中の100cm深さの土壌溶液中の硝酸態窒素濃度は対照区を下回り、跡地土壌の無機態窒素含量でも同様であった。これらの結果から、促成ピーマンにおいてかん水施肥栽培による減肥栽培が可能となり、従来の栽培に比べ環境への負荷を低減できることを認めた。

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