異なる逆算方法により求められたウスメバル成長式の比較

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  • コトナル ギャクサン ホウホウ ニ ヨリ モトメラレタ ウスメバル セイチョウシキ ノ ヒカク

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抄録

耳石輪径に基づく逆算による成長式の算出において、逆算方法の違いによる算出結果の違いについて検討するため、青森県日本海側及び陸奥湾内のウスメバル1,302尾を用いて、回帰式による方法と輪径の標準化による方法及びBiological Intercept法を応用した方法で成長式を算出し、得られた成長式について実測体長との比較を行った。 その結果、回帰式による方法(未補正)では各年齢を通じて成長を過小評価する結果となり、また、三尾の標準化の場合では若齢部分において成長を過小評価する結果、Biological Intercept法を応用した方法では実測体長にもっとも近い値を得る結果となったことから、Biological Intercept法は、従来の逆算方法にみられる過小評価の可能性を補う有効な逆算方法であると考えられた。

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