ホルスタイン種雌牛の育成期における成長速度が乳生産性に及ぼす影響

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  • ホルスタインシュ メウシ ノ イクセイキ ニ オケル セイチョウ ソクド ガ ニュウセイサンセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

育成前中期における成長速度と、フレームサイズおよびその後の乳生産性関連形質との関係を39頭のホルスタイン種雌牛の体重および体尺値を用いて調べた(試験1)。また育成牛15頭を用いて、育成前中期における混合飼料給与が増体や体長、体高の成長、およびその後の乳生産性に及ぼす影響について検討した(試験2)。 1)育成前中期(3ヶ月齢~体重350kg)の1日増体量(0.60~1.39kg)および初産分娩月齢(22.1~33.1ケ月齢)と初産時の305日補正乳量(5472~l0418kg)との間に有意な相関は認められなかった(試験1)。 2)混合飼料給与区(C-1区)の育成前中期の1日増体量(1.01kg)は分離給与区(A区、B区)のそれ(A区:0.88kg、B区:0.86kg)より大きく、試験飼料給与終了時における体重(365kg)、体高(126.7cm)および体長(138.8cm)も当該月齢(11.4ケ月齢)における標準発育値を上回った。初産時の305日補正乳量において、A、B、C-1区間に有意な差はなかった(試験2)。

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