育種技術の展開と能力の向上に関する一考察

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  • A consideration with increaing of productivity by using to breeding technologies
  • イクシュ ギジュツ ノ テンカイ ト ノウリョク ノ コウジョウ ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

イネは日本列島に導入され縄文前期よりこの島々に適応して、かなり短い年限で北から南まで順応しえた植物であり、それより得られる種子、つまりコメは重要な食糧資源としてこの列島の人々をささえてきた。また、ニワトリは同じく縄文後期に入ったものと考えられ、以来、時によっては蛋白源としての活用以外に、この資源動物の示す、他の面で利用しえた鳥類であった。しかし、明治以来現在までは、両者とも資源動植物として、わが国に定着し利用されている。両者の利用面は全くことなるが、前者は為政者により、量的には完全にコントロールされ、育種技術も同様で、特に、選抜と繁殖技術が主要であった。しかし、後者は利用面での確認が定まらず、趣味的な動向が見られたが、昭和以降は蛋白源供給の畜産物の一つとしての方向性が定まり成果をあげた。技術的には選抜と組合せ能力の開発であり、それをささえたトラップネストの開発と大型のフ卵機の改良である。今後は、両者とも商品開発とゆう意識を強くもって育種技術を応用して行くことが必要なことと思う。

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