ブナ植栽地におけるコウモリガの被害実態と下刈りによる防除試験

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  • ブナショクサイチ ニ オケル コウモリガ ノ ヒガイ ジッタイ ト シタガリ ニ ヨル ボウジョ シケン

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約10年生のブナ植栽幼齢林でコウモリガ被害の実態を調査するとともに、下刈りによる防除試験を行った。被害木率は、50%程度に達していた。加害部位は、幼齢であるためか、地上高20cm以下に集中していた。直径が50mmを超えると、全周を食害されることはなかった。加害を原因とした枯れが認められ、加害本数に対する枯死本数の割合は、地上高20cmの直径が20mm以下では50%、21~30mmでは22%であった。枯れは、加害の翌年ないし翌々年に起きた。防除試験は、コウモリガ幼虫がブナに食入をはじめる4齢到達日前に、下刈りを実施して、効果を調査した。下刈りを2年連続して実施した試験区の被害木率は、対照区の四分の一で、被害木率に有意差が認められた。

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