リンゴ珠心培養によるウイルスフリー株の作出

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  • リンゴ シュ シン バイヨウ ニヨル ウイルス フリー カブ ノ サクシュツ

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抄録

リンゴ珠心培養によるウイルスフリー株の作出を試みた。リンゴ品種ふじでは受粉40~60日後の受精胚が紡錘型~成熟胚初期の珠心をゲルライトを支持材としたホルモンフリーのMS培地で培養することにより不定胚を形成した。この不定胚は2℃、120日間の低温処理を行うことで幼植物に生育した。また、材料を採取したふじ成木と育成苗のC.quinoa検定を行ったところ、材料採取樹ではウイルスが検出されたが育成苗にはウイルスが認められず珠心培養によりフリー化したことを確認した。育成苗は葉形及びEST、POD及びACPのアイソザイムパターンに差異は認められなかった。

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