ノリプロトプラスト化能を有する海洋細菌Pseudomonas sp.ND137株由来のポルフィラナーゼ遺伝子のクローニング

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  • ノリプロトプラストカノウ オ ユウスル カイヨウ サイキン Pseudomonas sp ND137カブ ユライ ノ ポルフィラナーゼ イデンシ ノ クローニング

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抄録

ノリプロトプラスト化能を有する海洋細菌Pseudomonas sp.ND137株由来のポルフィラナーゼ遺伝子のクローニングを行った。その結果、ポルフィラナーゼA(AAGA)をコードする遺伝子aagAのORFは1,326bpからなることが明らかとなり、コードするアミノ酸残基は441、その推定分子量は48,554であり、GC含量は54.0%であった。また、推定アミノ酸残基のシグナルペプチド、ホモロジーおよびモチーフ検索を行った結果、AAGAはN末端側よりシグナルペプチドを有し、それに続き糖質加水分解酵素ファミリー16に属する触媒領域、C末端領域には糖質結合領域ファミリー13(CBM13)に属する領域、さらに2つの領域間にリンカー配列が存在することが示唆された。AAGAの有するCBM13はStreptomyces lividansキシラーゼ10AおよびリシントキシンBチェーン由来のCBM13と同様の配列を有していたため、AAGAはβ-1、4-キシランおよびガラクトースに結合することが示唆された。

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