ジベレリン1回処理による「巨峰」の種なし化技術
書誌事項
- タイトル別名
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- ジベレリン 1カイ ショリ ニ ヨル キョホウ ノ タネナシ カ ギジュツ
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説明
種なし「巨峰」のジベレリン(以下GA)処理回数を削減するため、開花前にストレプトマイシン(以下SM)200mgL(-1)を散布し、GA25mgL(-1)溶液中にフルメット液剤(以下CPPU)を混入して満開後に1回処理した場合のCPPU濃度及び処理時期について検討した。1.GA処理の溶液中CPPU濃度が10mgL(-1)では、満開5日後処理により慣行と同等の果実が得られたが、CPPU濃度が5mgL(-1)では果粒肥大が劣った。2.GA処理溶液中のCPPU濃度が10mgL(-1)で、満開5日後に中庸樹及び強勢樹に処理した場合は、慣行と同等の果実が得られた。しかし、満開8及び10日後処理では、強勢樹では1房当たりの着粒数が20粒以下となり、商品性を失った。また、満開8及び10日後処理では両樹勢樹とも無核果率が低下する傾向であった。3.GAとCPPUの混用処理により穂軸の伸長が抑えられ、果粒の横方向への肥大が促進された。その結果、果粒同士が密着した果房となった。
収録刊行物
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- 愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center
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愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center (34), 127-132, 2002-12
長久手 : 愛知県農業総合試験場
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813646575872
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- NII論文ID
- 40005622238
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- NII書誌ID
- AN00381852
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- ISSN
- 03887995
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- NDL書誌ID
- 6402563
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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- CiNii Articles