ダイズ新品種「ユキホマレ」の育成

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  • ダイズ シン ヒンシュ ユキホマレ ノ イクセイ

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「ユキホマレ」は、1990年に北海道立十勝農業試験場(農林水産省大豆育種指定試験地)で、早生、耐冷・安定多収、ダイズシストセンチュウ抵抗性で機械収穫向き難裂莢性品種の育成を目標とし、中生、センチュウ抵抗性および難裂莢性の白目系統である「十系783号」を母、中生の早、センチュウ抵抗性の目白系統である「十系780号」を父として人工交配した雑種後代から育成され、2001年に北海道の奨励品種に採用されるとともに、農林水産省の新品種に認定され、「ユキホマレ」と命名登録された。「ユキホマレ」は、中生の早、白目中粒で低温抵抗性、臍周辺着色抵抗性およびダイズシストセンチュウ抵抗性など複合障害抵抗性を有し、難裂莢性でコンバイン収穫適性が高いなど多くの優れた特性を兼ね備えた品種であり、加工適性は「中粒とよまさり」銘柄である「トヨコマチ」、「カリユタカ」および「トヨホマレ」と同様、煮豆や納豆、味噌に適する。「ユキホマレ」は、これら3品種と置き換えて普及することで、道産白目中粒ダイズの安定生産に大きく貢献できる。

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