モモ炭疽病菌(Colletotrichum acutatum Simmonds ex Simmonds)によるモモ果実表面の褐点症状

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  • モモタンソビョウキン Colletotrichum acutatum Simmonds ex Simmonds ニ ヨル モモ カジツ ヒョウメン ノ カッテン ショウジョウ

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説明

1998年に岡山市、倉敷市、鳥取市などでモモの幼果や成熟果の表面に多数の微小な褐色斑点を生じる障害が発生したので、原因究明を行った。1.多数の微小な褐色斑点から分離された糸状菌は、形態的特徴、生育速度、ベノミルやジエトフェンカルブ剤に対する感受性からColleorichum acuaum Simmonds ex Simmondsと同定された。2.本菌をモモの幼果に接種したところ、成熟期には原病徴が再現され、病斑部からは接種菌が再分離されたことから、モモ炭疽病菌の一種である本菌が褐点症状を引き起こす病原菌であると判断された。3.モモ炭疽病菌によるモモ幼果及び成熟果表面の多数の微小な褐色斑点は本研究が初記載である。

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