Babesia gibsoniのin vitroでの薬剤感受性試験

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  • In Vitro Assessment of Drug Susceptibilities of Babesia gibsoni

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抄録

B.gibsoniの長期連続培養法が確立されたので、原虫培養株を用いて、diminazene aceuraeとclindamycinのB.gibsoniに対する増殖抑制効果を検討し、その50%増殖抑制濃度(IC50)を測定した。その結果、IC50はdiminazene aceuraeが0.0184μg/ml、clindamycinが339.69μg/mlとなった。このIC50値から判断しても、diminazene aceuraeの原虫に対する効果はclindamycinに比べ、非常に高いことが判明した。この結果は、臨床治験例と良く一致した。これらのことから、B.gibsoniの赤血球培養系で薬剤の効果検定が可能であることが明らかとなった。

収録刊行物

  • 動物の原虫病

    動物の原虫病 18 (1), 1-6, 2003-11

    相模原 : 日本動物原虫病学会

参考文献 (19)*注記

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