ブドウ,モモ,ナシの自発休眠完了に必要な低温要求量と休眠打破技術
書誌事項
- タイトル別名
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- ブドウ モモ ナシ ノ ジハツ キュウミン カンリョウ ニ ヒツヨウ ナ テイオン ヨウキュウリョウ ト キュウミン ダハ ギジュツ
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抄録
1.ブドウ、モモ、ナシの自然条件下における休眠完了に必要な低温要求量は、ブドウ「高墨」で7.2℃以下の低温積算で600時間程度、モモ「あかつき」で1,000時間程度、ナシ「幸水」で900時間程度であった。2.ブドウの休眠完了に必要な低温要求率には品種間差が認められた。休眠完了に必要な低温要求量が最も少ないのは、「安芸クイーン」、「藤稔」で7.2℃以下の低温積算で500時間程度、次いで「巨峰」、「ピオーネ」および「デラウェア」で600時間程度であった。3.モモの休眠完了に必要な低温要求量にも品種間差が認められた。休眠完了に必要な低温要求量が最も少ないのは「あかつき」で、7.2℃以下の低温積算で1,000時間程度、次いで「川中島白桃」、「サマーエース」で1,200時間程度であった。4.ブドウに対して有効な休眠打破剤は、シアナミド製剤が最も効果が高く、薬害もないことから実用性が高いと判断した。その休眠打破効果は、低温遭遇時間300時間、400時間、500時間いずれの処理でも認められたが、低温遭遇時間が長くなるほど最適処理濃度は薄くなる傾向がみられた。5.モモに対して有効な休眠打破剤もシアナミド製剤であり、薬害もないことから実用性が高いと判断した。その休眠打破効果は、低温遭遇時間600時間、700時間、800時間いずれの処理でも認められ、葉芽は、低温遭遇時間が長くなるほど最適処理濃度は薄くなる傾向がみられた。花芽は、低温遭遇時間と最適濃度とのあいだには一定の傾向は見られなかった。6.ナシに対して有効な休眠打破剤は、シアナミド製剤および石灰窒素が効果が高く、薬害もないことから実用性が高いと判断した。
収録刊行物
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- 大分県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Oita Prefectural Agricultural Research Center
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大分県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Oita Prefectural Agricultural Research Center (30), 1-13, 2000-03
宇佐 : 大分県農業技術センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813655144064
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- NII論文ID
- 40000282746
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- NII書誌ID
- AN00026952
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- ISSN
- 03888576
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- NDL書誌ID
- 5401586
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles