メロンの高品質化栽培技術

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  • メロン ノ コウヒンシツカ サイバイ ギジュツ

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抄録

アールス系メロン栽培でのセル成型苗利用の適期定植は,地床栽培及び隔離床栽培などの栽培方法や作型にかかわらず,雌花着生率の向上,果実の肥大促進,果実内容の高品質化などに大きな効果が期待できると思われる.また,天候不順時の秋作における大果生産技術は,交配と摘心は同時か,または交配の方が1日ぐらい早くなるような初期の生育管理をして,すなわち,摘心時の最上摘心節位葉(天葉)の縦径が2~3cmの大きさになっているような育成管理をして,交配直後の摘心は結果枝上の主茎葉を15~16枚程度残して行うことや,結果枝上の結果枝以外の側枝・側芽は,摘心後直ちに除去するよりも5日後に除去することなどである.これらのセル成型苗の利用や摘心・整枝管理技術は,生産者の栽培管理に合ったよりよい篤農技術として発展していただきたい.

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