打音解析法によるアールス系メロンの熟度判定

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  • ダオン カイセキホウ ニ ヨル アールスケイ メロン ノ ジュクド ハンテイ

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抄録

温室メロン及びアールス系ハウスメロン7品種を供試し、打音解析法による固有振動値(固有振動数を果重1kg当たりに補正した値)と果肉硬度との関係における品種間差異を、また春作メロン3品種について打音解析法による追熟特性を検討した。1.供試品種は、いずれも果肉硬度と固有振動値との間に高い正の相関関係が認められ、得られた品種別の回帰式を検量線として、固有振動値から果肉硬度の推定が可能であった。2.果実密度に品種間差がある傾向が認められ、これは胎座部の密度に起因するものと推察された。果実密度が低い品種では、密度が高い品種と比較して、果肉硬度が同程度であっても、固有振動値が低く測定された。このため、固有振動値から果肉硬度を推定する検量線は、品種別に作成する必要がある。3.打音解析法による追熟中の推定果肉硬度の推移から、追熟特性の品種間差異や追熟温度(15、20、25℃)の影響を明らかにすることが可能であった。

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