架線及び積載式車両を用いた伐出作業が森林の下層植生の植被率や森林土壌の全孔隙率に及ぼす影響

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  • カセン オヨビ セキサイシキ シャリョウ オ モチイタ バッシュツ サギョウ ガ シンリン ノ カソウショクセイ ノ ショクヒリツ ヤ シンリン ドジョウ ノ ゼン コウ ゲキリツ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

架線や積載式車両(1積みの横積み式ゴムクローラタイプ林内作業車:以下林内作業車)を用いた伐出作業システムと皆伐・定性間伐・群状皆伐等の施業方法が森林の下層植生の植被率や土壌の全孔隙率等森林環境に対してどのような影響を与えているのかを調査した。また、林内作業車を用いた伐出作業において、林内作業車の走行回数が林内作業車道敷の植生や土壌の絶乾密度、全孔隙率、透水性に及ぼす影響についても検討した。その結果、林内作業車を用いた伐出における林内作業車道開設が、特に森林の全孔隙率に対して与える影響が大きいことがわかった。林内作業車道敷での植生の回復は認められたが、土壌の全孔隙率の回復については、極めて長い時間がかかると予想される。なお、林内作業車の走行回数が、植生や、土壌の絶乾密度、全孔隙率、透水性に及ぼす影響については、今回の調査では特定できなかった。

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