アワビ消化管由来の海産紅藻スサビノリ細胞壁分解酵素祖の調製
説明
我々はエゾアワビHaliotis discus hannaiからキシラナーゼとマンナナーゼを抽出し、酵素活性とスサビノリPorphyra yezoensisの細胞壁分解能を調べた。キシラナーゼは、エゾアワビの消化液より調製した粗酵素をTOYOPEARL CM-650Mカラムで分画することによって得た。マンナナーゼは、同粗酵素をTOYOPEARL CM-650Mカラムで分画した後、ハイドロキシアパタイトカラムおよびTOYOPEARL HW-50Fカラムで精製することによって得た。スサビノリ葉状の配偶体は、キシラナーゼ単独では分解されなかった。精製マンナナーゼは、同葉状の配偶体を10~20細胞からなる細胞塊に分解したが、プロトプラストを生成しなかった。同葉状の配偶体をキシラナーゼ・精製マンナナーゼの混合物とインキュベートすると、少量のプロトプラストを生成した。本研究で調製された2種類の酵素は、スサビノリの細胞工学的研究やクローン種苗の研究に利用できるかもしれない。
収録刊行物
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- 水産増殖
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水産増殖 54 (1), 83-88, 2006-03
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813667621632
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- ISSN
- 03714217
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB