幼齢期におけるグイマツ雑種F1の諸形質の遺伝変異

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  • ヨウレイキ ニ オケル グイマツ ザッシュ F1 ノ ショ ケイシツ ノ イデン ヘンイ

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抄録

グイマツ雑種F1(Larix. gmelinii var. japonica×L. kaempferi.)は,グイマツ(L. gmelinii var. japonica)を母樹とし,カラマツ(L. kaempferi)を花粉親とした種間雑種で,成長および材質特性から,構造用材としての利用が期待される。グイマツ雑種F1の樹種特性を明らかにするために,カラマツ属の樹高,胸高直径,容積密度,幹曲り,生材動的ヤング係数,繊維傾斜度,心材率,生存率について調べた結果,グイマツ雑種F1は成長,材質および耐鼠性が優れていることが確認された。また,グイマツ雑種F1でも家系によって大きな変異があり,遺伝率が高い(再現性が高い)形質については,家系の特性値を利用した育種も有効であることが示された。

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